全国から続々来島 離島甲子園、きょう開幕 奄美大島

2023年08月21日

スポーツ

続々と奄美大島入りする離島甲子園の出場チーム=20日、奄美市笠利町の奄美空港

奄美大島で21日に開幕する第14回全国離島交流中学生野球大会(離島甲子園)の出場チームが20日、空路で続々と奄美入りした。奄美市笠利町の奄美空港では、大会事務局が横断幕とのぼり旗を掲げて歓迎。選手たちは長旅の疲れも見せず、期待に満ちた表情でそれぞれの宿泊先に向かった。

 

大会には9都県から25チームが出場。20日は沖縄や新潟、三重や長崎などから13チームが奄美に到着した。

 

20日午後、那覇発の便で現地入りした竹富町選抜の池村充喜主将(2年)は「試合がありながらも観光もできるということで、とてもわくわくしている。大会では初戦突破を目指して頑張りたい。アマミノクロウサギが見られたらいいな」と笑顔。

 

愛媛県上島町を午前9時に船で出発し、バスや新幹線も乗り継いで奄美空港に到着したKAMIJIMAの林大悟主将(3年)は「上島の代表として優勝を目指す。個人としては全打席ヒットで出塁率100%が目標。奄美は海がきれいと聞いたので、海水浴が楽しみ」と話した。

 

21日は奄美市名瀬の奄美川商球場(市民球場)で午後4時から開会式があり、全チームが一堂に会する予定。大会事務局によると、大会期間中は選手や保護者ら約600人の来島を見込んでいる。